日本ではコーヒー、台湾や中国では中国茶が飲みたくなる

最近、コーヒーを飲む機会がぐっと増えた。

というのも、知り合いが個人で焙煎をしていて、副業で「珈琲人」をしているから。

その人が焙煎したコーヒーを初めて飲ませてもらったときのことは、今でもはっきり覚えている。

豆は黒くてテカテカ。油がにじむほどの深煎りで、とにかく濃い。

目次

点、点、点……と落としていくコーヒー

初めて淹れてもらったとき、目の前で始まったのは、私が今まで見たことのないようなコーヒーの淹れ方だった。とっても衝撃的だったのを覚えている。

手作りの金具でできたドリッパーにネルをのせて、お湯を点、点、点……と落としていく。

しかも、お湯の入ったポットではなく、ドリッパーをゆっくり円をかき動かしながら、時間をかけて淹れていく。

「こんなにゆっくり落とすドリップがあるんだ」と驚いた。

急いで飲み物を作るというより、コーヒーを淹れる時間そのものを楽しんでいるようだった。

できあがった一杯は、熱すぎず、香りがよくて、とてもおいしかった。

家でも淹れてみるけれど……

その豆を購入して、家でも淹れてみた。

もちろん、あのときと同じように点点、、、とはいかない。

私にはあんなに時間をかけて淹れるガッツも忍耐力もないし、道具も違う。

どうしても自分流になってしまう。

コーヒーに正解も不正解もないと思うけれど、それでも十分おいしい。

かなりの深煎りなので、私はミルクを入れて飲むのが好き。

夫と一緒に、毎朝BIALETTIで淹れたり、ドリップしたりしながら、ゆっくりコーヒーを飲んでいる。

でも、台湾や中国に行くとコーヒーが飲みたくならない

そんなふうに、最近はコーヒーを飲むことが増えたのだけれど。

ふと気づいたことがある。

私は日本にいると、コーヒーや緑茶が飲みたくなる。

朝起きてコーヒーを淹れたり、家でゆっくり飲んだり。

カフェに入ればコーヒーを選ぶことも多い。夏場はアイスコーヒーや煎茶を水出しにして持ち運ぶことも多い。

ところが……

台湾や中国を旅していると、なぜか全然コーヒーが飲みたくならない。

これって、なんでなんだろう。

台湾や中国では、中国茶が飲みたくなる

台湾や中国にいると、街の空気や気候、建物、食事、聞こえてくる言葉まで、普段の日本とは違う。

暑さや湿度を肌で感じながら街を歩いていると、自然と

「中国茶が飲みたいな」

と思う。

日本にいるときには、あんなにコーヒーを飲んでいるのに。

台湾に着いた途端、コーヒーのことをすっかり忘れてしまう。

そして、台湾茶を飲んだり、中国茶を飲んだりする。

それがすごく心地いい。

飲み物も、その土地の空気と一緒に楽しんでいるのかもしれない

たぶん私は、飲み物そのものだけを飲んでいるわけではないのだと思う。

日本でのふだんの生活をおくっていると、朝起きて、夫と一緒にコーヒーを淹れて、ミルクを入れて飲む。

それも好き。

でも、台湾の街を歩いて、少し汗をかいて、どこかのお店で中国茶を飲む。

それも好き。

むしろ、その土地にいるときは、その土地の飲み物が飲みたくなる。

気候や食事、街の雰囲気。

そういうものを全部ひっくるめて、「今ここにいる」という感覚を味わっているのかもしれない。

コーヒーも中国茶も、その時間が好き

だから、コーヒーと中国茶のどちらが好きかと聞かれたら、ちょっと困る。

日本ではコーヒー。

台湾や中国では中国茶。

その土地にいると、自然と飲みたいものが変わる。

最近は、そんな自分の感覚がおもしろいなと思っている。

旅先で何を食べるかだけではなく、何を飲みたくなるのかにも、その土地の空気が表れているのかもしれない。

次に台湾へ行ったら、また中国茶を飲みながら街を歩きたい。

そして日本に帰ってきたら、夫といつものようにコーヒーを淹れようと思う。

今日の台湾華語

去台灣旅行的時候,我不喝咖啡,而是喝茶。

「台湾に旅行しているときは、コーヒーは飲まずに、お茶を飲みます。」

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