「カンボジアの食べものは?」と言われてすぐ頭に浮かぶものはありますか?私はなかなか浮かびませんでした。「カンボジア」で頭に浮かぶのは「アンコールワット遺跡」と「地雷」と「猫ひろし」。食べ物まではなかなか知識がありませんでした、、。しかしカンボジアへ行ってみると、たべものは美味しいものがある!中華料理、ベトナム料理、タイ料理、フランス圏の影響を受けていたり、と日本人の口には馴染むものばかりです。ここではそんなカンボジアで食べられている料理についてお伝えします♪
隣国の影響を受けた食文化がある
カンボジアに行ってみて驚いたことは、ほとんど美味しいってこと。日本人のわたしにとって食べたものの7割は大体美味しく感じました♪全体的に日本人に合う味つけです♪
それもそのはず。カンボジアはベトナム、タイ、ラオスに接している国です。プラス元々フランスの植民地でもあった歴史があることからフランスパンやクロワッサンもよく見かけます。(プノンペンやシェムリアップで滞在していたホテルの朝食は珈琲とクロワッサンと搾りたてオレンジジュースで最高に美味しかったな〜)
タイほど辛くなくマイルドな味つけでパクチーや八角もそんなにない。全体的に中華料理なイメージで野菜などは炒めたものが多いです。白米(インディカ米)はめちゃくちゃ安価で主食ともなっているため、店員さんがバイキングにあるような銀の大きなトレイスタイルでいくらでも持ってきてくれます。辛味に関しては、横に唐辛子やニンニクが添えてあってお好みで調整するスタイルがほとんどでした。
伝統的な朝食を食べる麺屋さんでは、中華万頭だけを頼む人もいて、それも注文してみましたが皮の部分がずっしり重くて1つ食べたらお腹いっぱいになりました。
フルーツも豊富!なんてったって南国だもの♪フルーツの盛り合わせやジュースなど、色んな場所でいただくことができます♪私が行ったのが11月だったので時期的なものもあり、ココナッツやパパイヤ、ドラゴンフルーツなどあっさり系なものが多かったです〜。
クメール料理を食べるならこれ!
カンボジアの伝統料理のことを「クメール料理」と言うそうです。日本ではなかなかクメール料理って馴染みがありませんよね。クメール料理ってそもそも種類がとっても少ないそうです。今回8日間の滞在では色々食べましたがけっこうどれも似ていた印象。あっさり甘めな味つけとそこまでパンチはないが「え、美味しいじゃん!」と期待値を超えてくるかんじ♪その中でもこの2つは是非おいしいので食べてほしいとおもうものを紹介します。
- アモック
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「アモック」は、雷魚などの淡水魚や、鶏肉、野菜を、ココナッツミルク入りの卵液で蒸した料理です。日本の茶碗蒸しほど固まっていないので崩していくとカレーのようになります。バナナの葉にくるまれていて甘い香りが食欲をそそられます♡ココナッツミルクカレーのようなかんじでごはんといっしょに食べるのが主流だそうです。このアモックを食べて「チュナイン(おいしい)」という言葉を覚え、何度も叫んじゃいました!
- クイティウ
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カンボジアでは朝ご飯の定番といえばこの「クイティウ」。ベトナムのフォーに似ていて味はとってもあっさりとしたスープと麺で子どもから学生、大人が朝食として食べています。カンボジアも台湾などといっしょで朝ご飯は外で食べるスタイルらしく7時頃にはどんどんお客さんが増えてきてすでにお店は混み合っていました〜(朝から賑やか!この感じがアジアじゃ♡!)
私が行ったお店は、麺と具の種類を選ぶスタイル。例えば、中華麺にシーフード、フォーに鶏肉といった感じでしたが好みは豚肉とフォーだったかな♪ もやし、ライム、唐辛子、魚醤ソースなどが別皿で添えられているので、少しずつ味変して食べすすめていくスタイルです。
ゲテモノ系もある
カンボジアといってもここはアジア。ゲテモノ系もありました!車でプノンペンからタイの国境に向かって走っていた道中で、車道に何件も同じような網焼き専門の屋台が連なってるエリアがありました。そこにはヘビや鶏の頭、モルモット、イモムシ系の網焼きがありましたよ〜。
現地の人は、「田舎の方に来るとこういうお店があるよ。カンボジアでは昔からモルモットはたべるよ〜」と教えてくれました。中華圏を旅していて、イモムシ系はよく見るけど、モルモットは見たのは初めて。
「ここはカンボジア。日本にはないものを食べるぞ!しっかり焼かれているからお腹は壊さないだろ!」と私の中の隠れたチャレンジ精神が湧いてきましていざ挑戦!モルモットを食べてみました。味はいたってシンプルなビーフジャーキー。モルモットはそもそも痩せていて、その上骨もあるから大して食べる部分が少なめ。みりん干しのようになっていたので甘くて食べやすかったです。もう食べないけど。
胡椒料理が美味しい!
カンボジアといえば胡椒が有名なのはご存じの方も多いはず。昔からカンボジアでは胡椒の栽培が行われており「カンボジアの胡椒は世界一!」とも言われていました。それだけあってか、胡椒料理が多いです。中華風な炒め料理に胡椒の実がそのまま潰して入っていてアクセントとなっていたり、生の野菜を付けるソース(ドレッシングのようなもの)にもミントといっしょに胡椒が入っていたり、どれも胡椒の香りがよく、日本にはない組み合わせが斬新で美味しくたくさん食べちゃいました!
胡椒の種類も豊富でスーパーに行くと、赤い胡椒、黒い胡椒、白い胡椒、緑の胡椒、生胡椒などなど胡椒だけで棚いっぱいに売られています。値段もピンキリで1ドルくらいのものから20ドルくらいのものまで(!)幅広く、見ているのも楽しかったです〜。
その中でも胡椒とチョコレートの組み合わせのジェラートが美味しかったのが忘れられない、、、。チョコレートにも胡椒を組み合わせてくるこの感じ、最高!スパイシーな甘さ、、、、お洒落だろっ!!プノンペンのパブストリート内にあるお店なのでモダンでお客さんも多かったです。
注意するべきこと
カンボジアはまだまだ発展途上国ではあり衛生面では日本とは比べ物になりません。野良犬、野良猫の他に野良猿やいろいろいます。良いホテルでさえ、洗面所のお水は黄色く濁っていますのでミネラルウォーターは必須アイテムです!飲み物でも氷が入っているものは「氷なし」と伝えれば嫌な顔せず対応してくれます。またお魚や野菜も生のものがたまにありますが、食中毒の危険があるためなるべく避けましょう。
【余談】カンボジアメモ
- 空港降りたらバーガーキングある
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プノンペンの空港を出ると、まず見えるたがバーガーキング!笑 もう私のイメージしていたカンボジアは完全にここで崩れたよね。空港を出たところにファストフードが数店入っている建物があるのですが、ピザ屋、珈琲屋、中華、吉野家までありました。
- カフェでカップラーメンが食べられるよ
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カフェとかにふつうにカップラーメンが売っている。しかもほとんどがタイ産のもの。(カンボジアではカップラーメンはつくっていないらしい)カフェメニューはしっかりガッツリあるのだけど、その横でカップラーメンを注文するのもアリらしい。
ガッツリランチメニューを食べているメンバーの横でひとりカップラーメンを注文させてもらったら店員さんがお湯いれて下の写真スタイルで持ってきてくれた。フォークが刺さっていて蓋が閉まっている(閉まっていないが笑)。日本みたいに「ランチタイムは小学生以上は一人一品以上は注文してください」とかは決して言わない。
- サトウキビジュースが飲みたければ小学校を探すのだ!
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小学校の校門の前にはたいていサトウキビジュースの屋台があります。通学中の子どもたちに安価で買ってもらえるので繁盛するらしい。サトウキビをそのままレトロな絞り出す機械でギューッと絞ってくれるて柑橘系のレモン?みかん?も絞ってくれてうまたん。2000リエル(約60円)でこんなにフレッシュでヘルシーなもの飲めるっていいなあ〜。暑いカンボジアの空気にこの甘さが合うっ!
- カフェメニューが強め!
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田舎の地域に行くと、英語メニューはないのでクメール語オンリーもしばしば。そんなときに使えるのがGoogleレンズ。こちらの写真はカフェメニューだけど、メニューの内容に驚いたよね。鶏の内臓、白いカエルのジャー、鴨肉のステージって何?!笑 もう一度言うけどこれはカフェメニュー。笑
さいごに
ここまで読んでいただきありがとうございました。これからカンボジアに行く方、検討している方、食に関しては想像している以上にきっと美味しくって楽しめると思います!
私は学生の頃に友達から誘われて東京にあるカンボジア料理を食べに行ったのですが、なんだか全体的に甘たるくて全然いい印象がなくカンボジア料理については期待していなかったのですが、実際に行ってみると「え、思っていたのと違う!美味しいじゃ〜ん!イエーイ!」と印象がガラリと変わりました。
カンボジアは食以外にもまだまだ興味深い部分が数多くあります。隣国のベトナム、タイと比べてもまだまだ発展途上国であり問題を多くかかえています。アンコールワット遺跡が国の主な収入源ともなっていますが、アジア・中華圏のなかでも特殊な国でもあるのでぜひ一度味わってみると新しい発見があるかと思います。
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