子どもと中国の武陵源へ

念願の中国旅行に行ってきました〜。今年は日本人(日本のパスポートを持っている人)は中国行きビザ免除措置期間中なので「行くなら今だ〜!」と前のめりで計画を経てたよね。武陵源は大自然で前々から気になっていたところ。歩くイメージしかなかったので、そこに4歳と5歳の子どもたちを連れて行くのは不安しかなかったけど行くなら今しかない!行ける時に行かなきゃ、と思って行ってみました。結果、大大満足!

ここだけの話、ネットやYouTubeで色々調べてはみたけど、幼児の子どもを連れて武陵源へ行っている例は見つからずもしかしたら危険かも、チャレンジングだな〜と思ってたんだよね。(←夫には言わなかったけども。)

「中国行きビザ免除措置期間中」てどういうこと?

中国政府は昨年、2024年11月30日から、日本人を含む対象国の一般旅券保持者に対し、30日以内の観光や商用、親族・友人訪問、文化交流などを目的とした訪中についてビザを免除しています。この制度は2026年12月31日まで有効

目次

武陵源とは?

「武陵源(ぶりょうげん/Wulingyuan)」は、中国湖南省(こなんしょう)張家界市(ちょうかかいし)にある、世界自然遺産にも登録されている景勝地。とにかく絶景。スケール大きすぎる。パソコンの壁紙の元々入っている画像とかにある感じ。実際夫のデスクトップがこの武陵源でした(そんなことある?夫は武陵源も知らなかったし全く意識していなかったらしい)
簡単にいえば、「映画アバターの世界のような奇岩の山々が立ち並ぶ絶景の谷」です。実際にアバターの舞台としても有名らしい。行くまでは知らなかったけど。

ここにロープウェイ作ったのがすごい、、

基本情報

ほとんどの人が知らないと思うので、基本情報がこちら。湖南省というメチャクチャ辛いものを食べる地域にあって、世界自然遺産に登録されている場所です!地理的には日本の九州よりも南に位置しているので暖かい地域。猿がたくさんいる山!日本からのアクセスは、直行便はなく、羽田から上海経由か広州経由で張家界荷花空港に行くことができる。武陵源については、完全に観光地化されているよん。広州の白雲空港はまさにハブ空港!巨大で綺麗でした〜

見た目は辛そうだけど辛くないベーコン、めちゃ美味!
基本情報
  • 所在地:湖南省張家界市(Zhāngjiājiè, Hunan Province)
  • 登録:1992年にユネスコ世界自然遺産に登録
  • 構成エリア
    1. 張家界国家森林公園(Zhangjiajie National Forest Park)
    2. 袁家界(Yuanjiajie)
    3. 天子山自然保護区(Tianzishan Nature Reserve)
    4. 十里画廊(Shili Gallery Scenic Area)

この4つを合わせた広大な自然エリアを「武陵源風景名勝区」と呼びます〜。とにかく猿が多く、このエリアを走るバスには猿のイラスト、エリア内には猿の人形がたくさん売っていたよ。

武陵源、実際どうだった?

どこ見ても絶景。

スケールデカすぎる。

猿怖い。

とにかく歩く。ハイキングだよ。(二万歩余裕)

トイレはたくさんあるので安心だけどトイレットぺーパーはないよ。

1日じゃ回りきれない、4日間は欲しい。(実際2日間しか行けなかった泣)

山頂にマクドナルド。グローバルスタンダードで逆に安心感スポットだったな。

おじちゃんおばちゃんが多い。みんなメチャクチャ声大きくてびっくりしたけどみんな楽しそうにしてた。

日本人は皆無。全くいなかった。(勝手に見た感じで言うと、9割以上が中国人中高年、シンガポール人数組、ドイツ人(上海で働いているって言ってたお姉さん)1人、ロシア人1人)

標高はそんなに高くなかったからか、気圧はそんなに感じなかった。

観光バス大量!(スケールが大きなハトバスの駐車場かと思うくらい、観光バスがあります)

天気次第で見え方が違う

私たちが行ったのは10月の半ば。

気温は24度くらいで過ごしやすかったけど、雨も降っていて朝は霧がかっていたので山の上からの絶景は真っ白でした〜。残念だけど微かに見えた感じもなかなか良かった。お昼くらいになると霧が晴れて絶景が丸見えでした。とにかくどこを見ても石柱のような「奇峰群」だらけ。これが自然が作りだしたものとはもう想像を遥かに超えてくるよね。トルコのカッパドキアでも同じようなものを見たけど中国の方が巨大で緑もたくさんあって個人的には好きだったな〜

霧が少しずつはれてきた

YouTubeとかを見ると2月の寒い雪が降ってる時期に行っている映像があってそれもとても綺麗だった。でも私にはそんな雪が降っていて極寒の時期に山には行けない!勇気ないっ。

おばちゃんたちがよく1人ずつ記念撮影してるんだけど、みんなポーズが一緒なのが笑えた♡かわいい。

昼には快晴!クッキリ景色を堪能♪

幼児でも行けるのか問題

結果ノープロブレムでした。

大きな移動はバスやロープウェイ、エレベーターやエスカレーターがあるので基本的には大して苦労しないように仕組み化されていました。がしかしそのエレベーターやロープウェイの乗り場に行くまでに結構な量の階段があったりするのです。(個人的には、これ太めのあんまり階段使わないような欧米人は悲鳴あげてるよな〜なんて思うことが何度もあった)

我が家の5歳児走るの大好き息子は、忍たま乱太郎の歌「勇気100パーセント」を大きな声で歌いながらハイキング気分でスタスタ歩いてました。見どころはたくさんあるのでそれを回るのには、ハイキング道みたいにしっかりした道を歩けば良くて整備もされているので安心して歩いていました!4歳になったばかりの指しゃぶり娘っちは「だっこ〜」て何度か言ってたけれど、途中フレッシュジュースを飲んだりお菓子を食べさせたりしながら比較的しっかり歩いてました。子どもはほとんどいなかったので、周りの人たちからも「かわいいね〜、双子?何歳?」と何度も声をかけていただきました。みんなフレンドリーで優しかったな。

猿に要注意じゃ

危険だったのはただ一つ、猿に襲われたこと!

武陵源の中にある「袁家界」は特に猿がたくさんいるので、「猿に注意」という看板が至る所にあるけど、やっぱりいた。そして息子が襲われた〜。

息子が食べ終わった空っぽのポッキーの赤い箱を「工作用に使うからとっておく」と捨てないで片手に持ち鼻歌を歌いながら一人で歩いていたら猿が息子の背中にひょいと乗り、息子の手に持っていたポッキーの箱を取ろうとしたの。息子はびっくりして「ひえ〜〜〜!」と叫びながらでも自分の工作用のポッキーの箱を取られたくなくて手を離さず。猿とポッキーの箱の取り合い合戦を繰り広げている。

猿っ

私と夫は慌てて「箱を捨てて!手を離して!」と叫んだよね。手を離すと、猿は箱をもって去って行ったけど中身がないことがわかると箱をポイっと捨ててたな。賢い!

幸い引っ掻かれたりはしなかったので良かったけど本当に驚いた〜。子どもといっしょに歩いていなかった私たちに責任があるなあ、と反省しました。奥日光でも猿に遭遇したことがあったけどやっぱり猿は怖い。

でも中国人は慣れているのか全然怖がっている様子は無く、「キャーキャー」怖がるギャルもいない。そもそも中高年しかいないしね。

歩道の横にある柵に猿がいて、怖くて娘と歩き進められなかったら、中国人のお兄さんがニコリと笑顔で「大丈夫だよ」って娘を抱っこしで猿の横を通ってくれた。私もそのお兄さんにピッタリくっついて歩いたよね。あのお兄さんには感謝しかない。小指の爪が長かったあの兄さん、忘れないぜ謝謝!

2〜4日あるとベスト

武陵源の入場券は通常「張家界国家森林公園共通チケット」として販売されており、価格は約245元(約5000円)で4日間有効です。自分でも手配できるけど、ホテルの人が取ってくれました〜。これがすごいのだけど、チケットはパスポートの写真とデータで取れるので、入り口でパスポートの写真のページを機械に読み込ませて顔認証すればそれでOK!

あとはパスポートは不要で顔認証のみで4日間使えます!かなりお得なのでは??開園時間は7:00〜18:00(最終入場17:00)朝7時からの開園目指して観光客が押し寄せます!

チケットについて(2025年10月時点)
  • 張家界国家森林公園共通チケット(武陵源含む)• 価格:245元(約5000円)
  • 有効期間:4日間
  • 含まれるエリア:• 張家界国家森林公園
  • 武陵源
  • 袁家界
  • 天子山
  • 十里画廊
  • 索渓峪など

大自然を満喫できるので、時間があるのならば2〜4日間は見て回るのがおすすめ。ハイキングしながら自然を堪能できるのは最高!我々は4泊5日の旅で他の場所にも行きたかったので、ここの武陵源には2泊しかできなかったけど、可能なら4日は滞在したかったな〜

あとは、ちょうど大型連休の後だったので人は全然混んでいなかったのでそれも良かった。連休などは大量の人みたいなので、時期も見ながら旅程を組むのがいいかも!

さいごに

長々と書いてしまったけど、武陵源はとっても素敵な場所でした。興味のある人には「ぜひおすすめじゃー!」と叫びたい!中国ってやっぱりスケールが違うなと感じることが何度もあった。この武陵源がある湖南省だけでも北海道の役2.5倍の広さって、、、。広い〜

そして子連れでも楽しめました。日本語は通じないけど、ちゃんと観光地化されているので、地図も見やすく、園内も仕組み化されているので大抵のことはクリアできます!日本人はほとんど知られていない?場所だけど、行って良かった!次は他の中国が見たいぜ〜

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